ゴルフガタリ〈三島カントリークラブ編〉

最近話題の“新幹線ゴルフ”。新幹線を使うゴルフ旅は、キャディバッグを事前に配送すれば、手荷物だけで現地へ向かえる手軽さが魅力。渋滞を気にしなくても良いし、ゴルフのあとにはお酒を楽しめる、そんな魅力に夢中になって“新幹線ゴルフ”を楽しむ人が続出中! 気楽で最高な“新幹線ゴルフ”の旅の素晴らしさを語る。

品川駅から約45分、自然豊かな三島へ


今日は、三島で初めてのゴルフ旅行。車と違って帰りの渋滞の心配がないので、いつもより遅めの10時スタートを目指して三島へと向かう。日中はゴルフをめいっぱい楽しんで、夕方には三島駅に戻り、おいしいご飯とお酒を堪能するという旅程だ。
 
今回訪れるのは、三島駅からバスで約15分の場所にある〈三島カントリークラブ〉。市街地からそこまで離れていない場所にありながら、富士山と駿河湾の眺望が楽しめる贅沢なゴルフ場。2025年2月にリニューアルオープンされて、より快適な空間に生まれ変わったというから楽しみだ。

写真提供:三島カントリークラブ
写真提供:三島カントリークラブ

すでにパートナーのクラブセットは配送済み、私はゴルフ場でレンタルする予定のため、着替えなどの手荷物だけという身軽な状態で、新幹線に乗り込んだ。品川駅から三島駅までは新幹線で約45分ほど。新幹線だから「渋滞にハマって時間に遅れたらどうしよう」なんて心配もなし。気軽に行けてゴルフが楽しめる、その気楽さが新幹線ゴルフの最大の魅力と言えよう。

 

三島駅に着いたら専用の送迎バスでゴルフ場まで


車窓からの景色を眺めたり、会話を楽しんだりしているうちに、あっという間に三島駅へ。ここからはバスでゴルフ場へ向かう。
三島駅北口にはロータリーがあり、3番乗り場に専用のクラブバスが待機していた。ゴルフ場までの所要時間は15分ほどだ。

市街地を抜け、山道に入っていくと一気にワクワク感が高まってきた。さぁ、〈三島カントリークラブ〉の看板が見えてきた。
ゴルフ場に到着したら、そのまま受付へ。鮮やかな山吹色を基調としたクラブハウスは明るい雰囲気で居心地が良い。このカラーは三島の市木のイチョウや、市鳥のカワセミから着想を得たのだという
事前に配送したクラブセットを受け取ったあと、私のゴルフクラブを選んでレンタルした。レンタルクラブは事前にオンライン予約ができるそう。最新のクラブもリーズナブルにレンタルできるので、次回はぜひ試してみたい。

 

クラブハウスからの美しい眺めに感動!

受け付けを終えてコースを覗きに行くと、実に見事な光景が広がっていた。クラブハウスは小高い位置にあるので、とにかく見晴らしが素晴らしい。眼下には駿河湾が一望できる。こんな絶景を間近に堪能しながらゴルフが楽しめるとは、なんて贅沢なんだろう。
 
天気が良ければ、富士山が見えるというが、残念ながら今回は曇り。次こそは絶対に晴れの日を狙いたい。
コースに出る前に、まずはドライビングレンジ(打ちっぱなし練習場)でウォーミングアップを行う。体を温めつつ、今日のコンディションやスイングをチェック。その後は練習用のグリーンでパッティングも。いつものルーティンをこなしたら、いよいよコースに出よう!

 

適度な起伏があり初心者も上級者も楽しめるコース


〈三島カントリークラブ〉のコースは、丘陵地に比較的フラットに作られた18ホールで構成される。池越え・谷越えホールがあったり、のびのびと打てるロングホールがあったりなど、バラエティーに富んだ設計になっている。
時折見える眺望は本当に気持ち良く、思わず見惚れてしまう瞬間も。プレーの合間に景色を眺めながら、ゆったり深呼吸する時間は心身ともに癒しをもたらしてくれる。
午前中のスコアはいつも通り。適度な起伏があり、上級者からビギナーまで幅広く楽しめそうなコースだった。高原ならではの爽やかな風を感じながら、自然に癒される最高のゴルフ体験。夏もきっと気持ちよくラウンドできるだろう。

しかも三島は年間を通じて温暖な地域のため、1年を通してゴルフシーズンとのこと。季節が移り変わるごとに訪れて、四季折々の景色を堪能しながらコースを周るのも素敵な楽しみ方だ。

景色を楽しみながら三島ならではのランチを


ハーフ終了後は、レストランでランチをいただく。こちらのレストランでは駿河湾の海の幸など三島ならではのメニューが堪能できる。
 
今回は数あるメニューの中から、国産鰻のひつまぶし膳と鰻重を頼んだ。じつは三島は鰻が名物で、市外にもたくさんの鰻専門店がある。産地ではないのに鰻が有名なのは、三島市内に流れる富士山の伏流水を使う独自の手法から。鰻を富士山の伏流水に打たせることで、臭みがなく、鰻本来の味が引き出されるそうだ。ふっくらと焼き上げられた鰻は、ふわふわの食感でありながら身がしっかりとしていて、思わず笑顔になるおいしさ。自家製のタレは濃厚で、わさびにもよく合う。ひつまぶしや鰻重を食べに来るだけでも価値があると思わせる極上の味わいだった。季節によりメニューが変わるそうなので、また次に訪れるときの楽しみができた。
何よりレストランからの景色は最高。見晴らしの良い窓際の席を確保したので、おいしい食事と素晴らしい景観でリフレッシュできた。もちろんお酒も一緒に。帰りも新幹線なので安心して飲酒できるのが新幹線ゴルフの魅力。ほどよくお酒が入ったので、後半のラウンドも気持ちよく回れそうだ。

 

ラウンド終了後は温泉でリラックス


楽しく18ホールを回ったあとは、温泉で汗を流す。〈三島カントリークラブ〉の温泉はなんと天然温泉が使用されており、露天風呂もある。天気が良い日には露天風呂から雄大な富士山が見える贅沢な仕様。

リニューアルしたパウダールームも綺麗で充実していた。女性のパウダールームは、「水の都・三島」をイメージした水色が使われており、清潔感のある心地良い空間。1日の疲れがしっかり癒やされた。​​

三島駅周辺で軽くお酒を飲み、帰路へ


施設内のショップでちょっとした買い物を楽しんだあとは、専用の送迎バスで三島駅まで。帰りの新幹線はしっかり予約済み。出発時刻まで軽く飲みに行こう。

10時スタートと遅めのラウンドだったうえに、温泉もゆっくり満喫したので、夕ご飯にはちょうど良い時間。三島駅周辺のご飯屋さんがちょうどオープンした頃合いだ。

海も山も近く自然いっぱいの三島は食材が豊富で新鮮。その日のメンバーや気分次第で選べるお店もたくさんあるので、誰と訪れても楽しめそうだ。
 ※昼食はメニューにより追加料金(現地払い)が必要となります。

 

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気楽で快適な三島・新幹線ゴルフの旅


帰りの新幹線で一緒に今日の旅を振り返る。初めての新幹線ゴルフの旅だったが、その気軽さと快適さに驚いた。車の旅に比べ渋滞の心配もないし、都内から約45分という程よい距離感なのに新幹線での移動だったからか、特別な旅行気分が味わえた。三島でお酒とおつまみを買って、“新幹線呑み”を楽しめるのも新幹線ゴルフの旅ならでは。

〈三島カントリークラブ〉のラウンドも温泉も最高で、日帰りなのがもったいないくらいだ。三島名物が味わえる食事も、旅気分をさらに盛り上げてくれた。
 
パートナー曰く、宅配代・新幹線代を含めても、普段都心で行くゴルフ代と費用は変わらないらしい。ラウンド後の疲れた体で運転せずに済んだことも、満足感を高めてくれたようだ。
 
「次回は泊まりで、三島の観光も一緒に」なんて私たちはもう次の旅の話をしている。友達数人を集めて女子会ゴルフもおもしろいかも。なんだか三島の新幹線ゴルフの旅にハマってしまいそうだ。

 

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Text:Ayumi Otaki
Photo:Yuji Kanno


 

いつもと違う静岡県観光には、〈「三島カントリークラブ」新幹線ゴルフの旅〉がおすすめ。


三島カントリークラブ


所在地静岡県三島市徳倉1195
アクセス三島駅からバスで約15分
電話番号055-988-0801
URLhttps://reserve.accordiagolf.com/golfCourse/shizuoka/mishima

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