日本国内での最高気温を記録した2007年には、やなせたかしさんがデザインしたキャラクター「うながっぱ」も誕生。その環境で育つ木「シデコブシ」は多治見市の木に選ばれており、県の危急種にも指定されている。
Text: Kahoko Nishimura
Photo: Masaki Kobayashi
多治見市の記事
- 2022.11.25 ギャラリーを訪ねる旅 「ギャルリ百草」を訪ねる旅 今と昔をつなぐ焼き物の町・多治見に「ギャルリ百草」を訪れる。 多治見の駅からのんびりと、川を渡ってメイン通りへ。 名古屋駅から電車で約40分、特急であれば20分ほど。アクセスの良さがうれしい岐阜県・多治見市は、数千人もの陶芸作家がいるといわれる世界有数の焼き物産地。モザイクタイルも有名で、町なかのいたるところにさりげなくタイルが施されているのがかわいい。 駅前の商店街を抜けて川を渡ったところにある READ MORE
- 2022.11.08 旅に出る前に読みたい本 ひらく本屋 東文堂本店(多治見) − 「日本全国タイル遊覧」吉田真紀 みんなの可能性の扉をひらいていく本屋 1300年以上の歴史をもつ美濃焼の産地として発展してきた多治見市。JR多治見駅の南口から約8分、「ながせ」と書かれたレトロなアーチをくぐった先に〈ひらく本屋 東文堂本店〉はある。以前は〈東文堂本店〉という屋号で、駅前の商業ビルにお店を構えていた。駅南口エリアの再開発で商業ビルが建て替えられるのを機に、2019年〈ながせ通り商店街〉へ移転。「まちと関わり合いなか READ MORE
- 2022.12.28 見晴らしマップ 見晴らしマップ(三重県) 見晴らしのよい場所に立った時、そこから見える山や川、街のスポットなどが確認できたら…。スマホに“見晴らしマップ”をダウンロードして、実際の風景と見比べてみませんか。 垂坂公園・羽津山緑地(三重県四日市市) 自然豊かな散策路のある公園で、四季折々の木々が楽しめます。伊勢湾や鈴鹿の山々を見渡せる展望台は、夜景のスポットとしても人気です。 所在地 三重県四日市 READ MORE
- 2022.10.31 ミチガタリ 陶芸の町・多治見をぶらり(多治見市) 陶芸の町、岐阜県多治見市にある「多治見本町オリベストリート」。明治初期から昭和初期にかけて建てられた商家や蔵を残すと言われるレトロな街並みを、取材の合間に訪れました。「オリベ」とは美濃焼のひとつである「織部」のこと。茶人でもあった武将・古田織部の名前から付けられています。400m程度つづく道を歩いていくと、やはり多いのは陶器屋さんや骨董品屋さん。古い街並みを活かした飲食店もちらほらと目に入ります。 READ MORE
- 2022.10.19 ミュージアムレストランめぐり 「石窯ピッツァ moon」ホテル仕込みの料理人が創作する普段着のレストラン。〈市之倉さかづき美術館〉 1000年以上窯の火を絶やさずに作られてきた焼き物の里で、薪窯焼きのピッツァをいただく。 岐阜県南部、多治見市は美濃焼の産地として知られているが、かつては集落ごとに作るものが決まっていたそう。たとえば今回訪れる市之倉町は、山間にある小さな集落。交通の難所で、なおかつ資源が乏しかったため、少ない原料で多くの製品を作れて、運搬しやすく付加価値の高い盃や箸置きなど小さな陶芸品が作られてきた。作陶の歴史を READ MORE
- 2022.10.26 ミュージアムショップガイド 「市之倉さかづき美術館」のミュージアムショップで、自分好みの酒器を見つける旅。 約100の作り手が集結する、美濃焼のギャラリーのようなショップへ。 今回の目的地は、岐阜県多治見市にある市之倉というエリア。陶芸の町として全国的に知られる多治見市の中でも、ここでは盃が盛んに作られてきた。町内には、1804年開窯の〈幸兵衞窯〉をはじめ、〈玉山窯〉や〈光峰窯〉など、50以上の窯元が点在している。窯元めぐりを楽しむ中で、ぜひ訪れたいショップがある。 そのショップがあるのが、町の中心に建 READ MORE