しばらく歩いていくと、ファサードに素敵なタイルがあしらわれた「三角屋」というお店が目につきました。店内にはアンティークの小物や食器たちが並び、主にデッドストック品だというカラフルなガラスの器が、窓から差し込む光でキラキラしています。
本町オリベストリートをすっかり堪能し、多治見橋を渡って駅の方へ歩いていると、味わい深い佇まいのうどん屋さん「竹の子」を発見。年季の入った暖簾をくぐると、カウンターとテーブルのコンパクトな作りながらも、雰囲気があります。壁に貼ってあるメニューを見ると「ころ」とあり、聞くと主に東海地方で食べられているうどんだそう。
注文したのはもちろん「ころ」。なんの前知識もなく頼んだので、太いうどんの見栄えから、伊勢うどんのような柔らかい食感なのかなと思いましたが、食べてみるとしっかりとした歯応え。甘めのつゆで、つるつるシコシコとあっという間に平らげてしまいました。
お腹もすっかり満足したあとは、笠原町まで足を伸ばして「多治見市モザイクタイルミュージアム」へ。外観が特徴的なフォルムで、前々から訪れてみたいと思っていた場所です。
よく見てみると、外壁には茶碗やタイルの破片が埋め込まれていて、同じ形はひとつとありません。それが規則的な模様となっていて、不思議と味わい深く感じます。
屋根が円形に切り取られ、そこにはタイルのカーテンが空に向かって広がっています。壁も床も白いタイルで気持ちのよい空間に、昔のタイル製品などが展示されてありました。
そして、スタッフの方から特徴的な外観の秘密を教えていただきました!設計は、世界的にも有名な建築家の藤森照信氏によるものですが、タイルの原料を掘り出す「粘土山」をインスピレーションにして作られたそうです。まさに陶芸の町・多治見のシンボルですね!
Text:tabigatari editorial department
Photo:Shinya Tsukioka
いつもと違う岐阜県観光には、多治見市の〈三角屋〉〈竹の子〉〈多治見市モザイクタイルミュージアム〉がおすすめ。
三角屋
所在地 | 多治見市本町6丁目10-1(Google Map) |
アクセス | JR多治見駅から徒歩15分(本町オリベストリート) |
電話番号 | 090-8550-6567 |
URL | https://www.instagram.com/sankakuyatajimi/ |
営業時間 | 12:00〜17:00 |
休業日 | 不定休 |
竹の子
所在地 | 岐阜県多治見市本町3-92-1(Google Map) |
アクセス | JR多治見駅から徒歩5分 |
電話番号 | 0572-23-6679 |
営業時間 | 11:00〜14:30 |
休業日 | 水曜定休 |
多治見市モザイクタイルミュージアム
所在地 | 岐阜県多治見市笠原町2082-5(Google Map) |
アクセス | JR多治見駅から東鉄バスで「モザイクタイルミュージアム」 |
電話番号 | 0572-43-5101 |
URL | https://www.mosaictile-museum.jp/ |
開館時間 | 9:00~17:00 |
休館日 | 月曜(休日の場合は翌平日) ※年末年始:12/29~1/3の間休館となります。 |
※記事中の商品・サービスに関する情報などは、記事掲載当時のものになります。詳しくは店舗・施設までお問い合わせください。