平安時代には白河と呼ばれ、院政が行われた白河殿、六勝寺と呼ばれた6つの大伽藍が立ち並ぶ繁栄ぶりを見せた。明治時代に入って、琵琶湖疏水の整備や、一般商用としては日本初の水力発電所建設などによって、近代化を牽引。そのPRとして政府が主催した内国勧業博覧会の会場は、現在も残る平安神宮の南に位置する岡崎公園だった。
Text: Kahoko Nishimura
Photo: Shinya Tsukioka
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