地下2階とは思えない、吹き抜けの気持ちいいカフェ。
巨大な和紙から作られた、堀木エリ子さんによる「日天月天」。1998年の開業当初から空間を彩っている。そのほか、ソファ席の背もたれは漆塗りであったりと、こだわりの詰まったインテリアだ。
ゆっくりと会話を楽しみながらも、おいしくいただけるパスタコース。
おすすめはパスタコース。サラダと前菜の盛り合わせ、季節のパスタ、パン、コーヒー(または紅茶)がセットで1,500円。パスタは数種から選べる。
内容は季節ごとに変更。手前から時計回りに、ナポリサラミ、キャロットラペ、カプレーゼ、サラダ、生ハム、ホタテとイカのマリネ・パプリカソース、フリッタータ、カポナータ、ブロッコリーのアンチョビ和え。
万願寺唐辛子と筍は京都のおばんざいの定番食材。ほどよい食感の食材が麺とよく合う。
店一番のこだわりを聞いてみると、「パスタやピザのモチモチ具合」だという。会話に夢中になっているうちにたとえ冷めてしまっても「ずっとおいしい」ものを目指して、麺や生地をセレクトしているのだとか。たしかに、時間が経ったパスタでも固くならず、ツルツル・モチモチとした食感の良さを味わうことができた。
アートなプレートとドルチェでティーテイムを。
〈細見美術館〉は、江戸絵画の中でも特に伊藤若冲のコレクションで人気を博している。美術館オリジナルの若冲プレートに、手作りの塩キャラメルロールケーキを乗せた「若冲セット」はぜひいただきたい。ふんわりとした生地とクリームの周りを塩キャラメル味のチョコレートがコーティングしている。ドルチェは他にも、スフレクリームチーズケーキや木苺のミルフィーユなどがあり、カフェタイム目当てでも訪れたいラインナップ。
塩キャラメルロールケーキにフルーツが添えられた若冲セット1,200円(コーヒーか紅茶付き、単品は750円)。プレートの絵柄は3種類で、どのプレートが出てくるかはお楽しみ。
秘密にしておきたいサンクチュアリ。
Text:Kahoko Nishimura
Photo:Natsumi Kakuto
いつもと違う京都府観光には、京都市左京区岡崎の〈CAFÉ CUBE〉がおすすめ。
CAFÉ CUBE
所在地 | 京都府京都市左京区岡崎最勝寺町6-3 |
アクセス | JR京都駅からバスで約30分 |
電話番号 | 075-751-8606(直) |
URL | https://www.artcube-kyoto.co.jp/cafecube/ |
営業時間 | 10:30〜16:30LO(ランチ11:30〜14:30) |
休業日 | 月曜(祝日の場合は翌日)、展示替期間、年末年始 |
※記事中の商品・サービスに関する情報などは、記事掲載当時のものになります。詳しくは店舗・施設までお問い合わせください。