古くから温泉町として親しまれ、湯本、塔ノ沢、小涌谷など7つの温泉が集まったエリア。美術館巡り、正月の駅伝観戦、箱根神社参拝、とさまざまな目的の観光客が訪れる。

箱根湯本と大涌谷では1000m弱の標高差があり、内陸に行くほど寒冷な気候に。神山、箱根駒ヶ岳、二子山などからなる箱根山を中心として山が連なり、エリアには蛇骨川、須雲川などが流れる。箱根山にはカルデラ湖・芦ノ湖もあり、富士山を望む景色も人気。
 
しっとりとした雰囲気に合う、美術館が多く点在している。東洋美術を中心とした「岡田美術館」、ヴェネチアングラス専門の「箱根ガラスの森」、野外彫刻が楽しめる「箱根 彫刻の森美術館」など、ヴァリエーションさまざま。

江戸時代後期から受け継がれる寄木細工が有名。いろいろな種類の木材を組み合わせ、モザイクのような柄を施した盆やぐい呑が作られている。仕掛けを組んで開けにくくした秘密箱でも知られ、モダンなデザインの作品も増えている。
 

Text: Kahoko Nishimura
Photo: Natsumi Kakuto



 


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※記事中およびイラストマップの情報は2022年12月の情報です。掲載されている情報が現在とは異なる場合があります。