鳥料理の名店が福知山に


京都府の北西部に位置する福知山市。郊外には由良川が流れて自然も豊かな地です。JR福知山駅を北側に降りて御靈神社の方へ向かうと、裏参道手前にあるのが〈鳥名子〉本店。丹波・但馬地方の新鮮な鶏肉を使用しているという鳥料理専門店に伺いました。
創業は1976年ということで、店構えからすでに趣を感じます。テーブル席と座敷のみの店内は広々としていて、壁に飾ってある看板やメニューなどを眺めているだけで期待感が募ります。
こちらの名物は「鴨すき」ということで、我々ももちろんそちらをいただきます!

名物の「鴨すき」がとにかく素晴らしい

鍋のセッティングを待っていると、その色といい盛り付けといい、惚れ惚れするような美しい鴨肉がお皿に盛られて登場!そして中央には鴨団子が!さらには山盛りのネギ!鍋に入れる前からテンションが上がってきました…。見るからに美味しそうな出汁を火にかけて、お店の方に教えていただいた通り、まずは鴨団子から鍋に落としていきます。
鴨団子の旨みが出汁に広がってきたかなぁというところで、いよいよ鴨肉とネギを投入!
鴨肉を15秒程度くぐらせたらもうパクリ。一同「うわー」という声が漏れました。とっても美味しいです…!鴨の甘み、出汁の深みが素晴らしい。ネギは5秒も経てば柔らかくなるので、今度は汁を吸ったネギと一緒にパクリ。鴨とネギ、言わずと知れた名コンビですが、なかなか衝撃の美味しさです。
もちろん鴨すきだけではなく、他のメニューもいただきながら(どれも素晴らしく美味しい)、お酒がどんどん進みます。京都の地酒に焼酎、そして丹波ワインもラインナップにありました。鴨すきはシンプルながらも後を引く味。七味や山椒、柚子胡椒などで味の変化も楽しみながら、ついついおかわりをしてしまいました。
 

〆のそばがたまらない


鍋の最後の楽しみは何といっても「〆」をどうするか。
メニューを見るとラーメン、うどん、雑炊…とどれも魅力的ですが、今回我々は「自家製 そば」を選びました!美味しい鴨肉の出汁がつまっている「つゆ」にくぐらせて食べるそば、いやー美味しいに決まっていますよね。ツルツルと喉越しのよいそばで、〆として最高です。鍋に残ったねぎも一緒にいただいて…大満足でした!
今回伺ったのは本店で、同じ福知山には明治期の町家を改装したレストラン〈柳町〉が。そして福知山で呉服商、そして銀行の設立にも寄与した片岡久兵衛の元お屋敷を改装した〈とりなご久兵衛〉と、2店舗の系列店があるとのこと。また福知山に伺う楽しみが増えました!



Text & Photo:tabigatari editorial department




いつもと違う京都府観光には、福知山市の〈鳥名子〉がおすすめ。

鳥名子 福知山本店


所在地京都府福知山市御霊神社裏参道前(Google Map
アクセスJR福知山駅から徒歩約10分
電話番号0773-22-1804
URLhttps://www.torinago.com/
Instagram@torinago
営業時間平日・土曜:17時〜23時(L.O 22時)
日・祝祭日:17時〜22時(L.O 21時)
大晦日:12時〜17時(お持ち帰りのみ)
休業日1/1〜1/4

※記事中の商品・サービスに関する情報などは、記事掲載当時のものになります。詳しくは店舗・施設までお問い合わせください。