歴史あるお寺に触れる、ホテル時間
SAORI
カメラ片手に旅をしながら、かわいいと思った瞬間を切り取っているトラベルクリエイター。企業のSNSコンテンツ用の撮影や、宿泊プラン・ツアープロデュースなど旅にまつわるPRにカメラとともに携わる。
Instagram : @sao_0324
今回はお寺の面影を残す静かな空間で、心整う滞在を体験してきました。浄教寺の敷地にあるユニークなホテル〈三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺〉。京都・河原町の中心にある観光の拠点にも最適なホテルをご紹介します。
本堂の記憶を継ぐ空間へ
そして目に飛び込んでくるのは、仏教の世界観を表現したアートの数々。かつて浄教寺で大切にされていた「木鼻」が静かに鎮座していたり、建替前から引き継がれた歴史を感じるアートが散りばめられています。かつて浄教寺が「燈籠のお寺」として親しまれていた歴史を受け継ぎ、ベッドサイドのランプや部屋番号の灯りも、燈籠を思わせるデザインになっていました。黒を基調とした和の雰囲気が感じられ、とても落ち着くお部屋です。
旅の疲れを流す、和の湯処
ホテルには大浴場があります。浴場内は控えめな照明になっていて、ゆったりとしたBGMが流れています。これは瞑想を楽しめるように設計されているそうで、ゆっくりと湯船に浸かると、肩の力がすっと抜けるような心地よさがあります。日常を忘れ、心の奥からゆっくりとほぐれていくのを感じました。
仏教のこころに触れる朝
朝早く、ホテルと同じ敷地にある浄教寺で「朝のおつとめ」に参加しました。ご住職の読経が響き渡ると、自然と心が深く沈み、無心になる感覚に。初めての体験でしたが、難しく考える必要はなく、ただその場に身を委ねるだけの、不思議な心地良さに包まれました。
一日の始まりを彩る京の朝ごはん
楽しみにしていた朝食は、鯛茶漬けの和朝食をチョイスしました。小鉢に丁寧に盛り付けられたおばんざいや、炊き立てのご飯に鯛を乗せて出汁をかけていただきました。セットメニュー以外にも、サラダやフルーツ、デザートはビュッフェスタイルになっていて、朝からお腹いっぱいになりました。朝食のレストランにも、かつてお寺にあったアートが飾られていたり、ランプが燈籠を模したものになっていたりと、ここにもお寺の面影が残っています。
京都の香り、松栄堂で巡る伝統
ホテルのロビーで焚かれているお香が、とても心地よくて気になったので、お香が作られている本店に伺ってきました。創業300年を超えるお香の老舗〈松栄堂〉というお店で、店内に一歩足を踏み入れると、ふわりと上品な香りに包まれ、思わず深呼吸してしまいました。
写真提供:松栄堂
PHOTO ギャラリー
Text & Photo:SAORI
京都府のホテルライフを満喫するには、〈三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺〉〈松栄堂〉がおすすめ。
三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺
所在地 | 京都府京都市下京区寺町通四条下る貞安前之町620番地 |
アクセス | 阪急京都線「京都河原町駅」から徒歩約1分 |
電話番号 | 075-354-1131 |
URL | https://www.gardenhotels.co.jp/kyoto-kawaramachi-jokyoji/ |
@mitsuigardenhotels |
松栄堂 京都本店
所在地 | 京都府京都市中京区烏丸通二条上ル東側 |
アクセス | 地下鉄烏丸線「丸太町駅」から徒歩約3分 |
電話番号 | 075-212-5590 |
URL | https://www.shoyeido.co.jp/ |
@shoyeido_incense | |
営業時間 | 9:00〜18:00 |
休業日 | 年中無休(年始を除く) |
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