名古屋で愛されてきた街のシンボルは、大人たちが集うレストランに。


名古屋・伏見駅を出て広小路通りを歩いていると、クラシカルな雰囲気を醸し出す石造りの洋館に出会います。1926年、昭和のはじまりとともに築かれた旧名古屋銀行本店です。

街の発展とともに歩んできたこの建物は、約100年の時を経て活気あふれるダイニング&バー〈ザ・コンダーハウス〉として生まれ変わり、今もなお人々に愛されています。

一歩足を踏み入れるとそこは日常を忘れてしまう別世界。目の前に広がる大広間でひときわ存在感を放つ、美しいレッドカーペットと大階段。そしてなんともいえない芳醇で魅力的な雰囲気に、一瞬で心を奪われてしまいます。


ここでしか味わえない本格中華とアジア料理の数々を。


ビロードのソファに一本のランプが灯る、ロマンチックな雰囲気のソファ席に案内していただきました。

大人のムード漂うこちらでいただくのは、自慢の本格中華を中心としたアジア料理。 お店のおすすめを中心に、前菜の盛り合わせ、大海老のマヨネーズ和え、特製 黒酢豚、スパイシー麻婆豆腐、小籠包と、メイン料理を多めにセレクトしました。大海老のマヨネーズ和えはプリプリの海老がボリューム満点で女性に人気だそうで、それを聞いたら頼まないわけにはいきません。今日は少し贅沢をすると決めているのです。

そして美味しいお食事に忘れてはいけないのが、美味しいアルコールです。こぶみかん・レモングラス・シナモンを使用したアジアンジントニック「タイ アユタヤ」を片手に、シェフ渾身のお料理が到着するのを待ちます。

 

気の合う友人や大切な人と語り合う時間に、彩りを添えるおもてなし。


会話を愉しみながら食事をしていると、運ばれてきたのはグツグツと煮えたぎる麻婆豆腐。思わず「わぁ~」と声が漏れると、スタッフの方が「シェフが気合いを入れ過ぎてしまったようです。笑」と冗談交じりに話してくれました。

熱々の麻婆豆腐は山椒が効いた四川風で、口に運ぶと爽やかな山椒の香りとしびれるような辛さにさらにお酒が進みます。お料理が運ばれてくるたびに会話が弾み、食事が終わるころにはすっかりいい気分になってしまいました。

カンパリのリキュールがたっぷり染み込んだスポンジに、2種類のグレープフルーツがアクセントになった「コンダ―ケーキ」もいただき、お腹も心も大満足です。
ザ・コンダーハウスは訪れる人々の絆が深まる特別な空間でした。



Text & Photo:tabigatari editorial department




いつもと違う愛知県観光には、名古屋市中区の〈ザ・コンダーハウス〉がおすすめ。

ザ・コンダーハウス


所在地愛知県名古屋市中区錦二丁目20-25(Google Map
アクセス地下鉄「伏見駅」3番出口 徒歩約5分
電話番号052-684-7522
URLhttps://theconderhouse.com/
営業時間ランチ11:00~14:30(L.O.)
カフェ11:00~16:00(L.O.)
ディナー17:30~21:00(L.O.)22:00(Close) 
バー17:30~21:00(L.O.)22:00(Close)
休業日日曜日

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