土屋あすか
つちや あすか
アパレルメーカーでのバイヤー、ECディレクターを経て、2023年に自身のオンラインのギャラリーショップ『MKiMP(メルキイ)』をスタート。小林萌さんと一緒に運営しているブランド『Sweet Little Nothing』のSALESとPRも担当。甘いものとねこが好き。
Instagram:@tsuchiya_asuka
旅とその装いにまつわるQ&A
Q1. どのような旅が好きですか?
遠くに住む友人に会いに行くとか、好きなアーティストの展覧会を見に行く、音楽のライブを見に行く、出張、など一つ目的があって、そこから広がる旅が好きです。(家好きなところがあり、何か目的や友達からの誘いがあれば「えいっ」と行動を起こせるのです)目的を一つ決めたら他のことは細かく考えず、目的地についてからその時の気分や天気、友達との会話の中で行き先を決めることが多いです。違う土地に住む友達と、目的地で待ち合わせをすると会えた瞬間がちょっとドラマチックで、旅の楽しさも増すので好きです。
以前、パリのオペラ座の前で友人と待ち合わせをしたことがあり、本当に会えるかなとドキドキ緊張していたので、会えた時に本当に嬉しくて大切な思い出になっています。
Q2. あなたにとって旅とはどんなものですか?
日常を濃くしたような時間。好きな服を着て、見たいものを見て、美味しいものを食べて、友人とおしゃべりする。日々の中の幸せな時間がぎゅっと凝縮されていて、心が満たされ頭もすっきりするような気がします。家に戻ってきてからは、いつもの日常が改めて愛おしく感じられるのも旅のいいところであるなと思います。
Q3. ふと旅に行きたい!と思う瞬間は、どんなときですか?
しばらく会っていない、遠くに住む友達の顔が浮かんだ時。会いに行って、一緒に時間を過ごしたいなと思います。Q4. 今回の装いはどのような旅のイメージですか?
地方の美術館に、好きなアーティストの展覧会を見に行く旅。美術館の入り口で友達と待ち合わせして、まずはお茶して旅の予定を考えます。おしゃべりに夢中になって、色々な場所に行けなくてもそれはそれで旅の思い出。Q5. 装いのポイントは何ですか?
秋らしいツイードのベストを主役にしました。白い服が好きで、普段からよく着ているのですが、コットンチュールのワンピースは、軽い着心地でしわにもなりにくく、装いに華を添えてくれるので旅の時に重宝しています。Q6. 旅の装いを選ぶとき、なにを一番意識しますか?
気持ちが高まる服であること。一日歩いていても疲れない靴えらび。
旅の供にまつわるQ&A
Q7. 旅に必ず持っていくものはなんですか?
スカーフや薄手のストールなどの巻くものと、落ち着く香りのサシェ。Q8. 持っていく理由や、旅先での使い方を教えてください?
スカーフなどの巻くものは、行き先や電車の中、ホテルが思ったより寒かったということが何度かあり、温度調節をするのに便利なので。頭に巻いたり、首に巻いたり、アクセサリー的にアレンジして使えるのも良いです。旅先で瓶やガラス、クッキーなど割れ物を買ってしまったとき、荷物が増えた時には包むのにも使うことができるので、何枚か持っていきます。好きな香りのポプリを入れたサシェは、お守りのように入れておきます。カバンの中がいい香りになるし、宿泊先で落ち着かなかった時に枕元におくと安心して眠ることができます。
土屋あすかさんの旅の1枚
河口湖から見た富士山です。冬のよく晴れた日で、青い空とドーンとそびえる富士山があまりにも綺麗で、予定になかったのに引き寄せられるように立ち寄った時の写真です。(写真提供:土屋あすか)
Text:Asuka Tsuchiya
Photo:Yuji Kanno
Supervision:Setsuko Todoroki