歌の旅の始まり
1999年にデビューをして26年が経ちました。こんなに長く歌を続けることができるとは思っていなかったので、ありがたいですし、うれしい気持ちでいっぱいです。昨年から今年にかけて25周年という節目の時期ということもあって、これまでを振り返る機会がたくさんありました。
私の歌の旅、その始まりはアレサ・フランクリンの歌声に出会ったこと。大学生の時、帰りの阪急電車の中で先輩から貸してもらったカセットテープを再生した時のことは、今でも忘れられません。「うわぁ、人の声の力ってすごい!アレサっていう人なんだ。私もこんな風に歌ってみたい!」10代終わりの頃の、このピュアで真っ直ぐな気持ち。思い返すとキラキラしていて、どこまでも強いなって感じます。
今回アレサ・フランクリンを改めてじっくり聴き直してみたくて、プレイリストは全曲彼女の楽曲です。聴いていて、おもしろいなと思ったのは、私自身歳を重ねてきて、好みも随分変わってきているなということです。「Respect」や「Think」はもちろん勢いがあってかっこいいけれど、今は「You and Me」や「Until You Come Back to Me (That's What I'm Gonna Do)」みたいな味わいある曲をたくさん聴きたいムード。
聴いていると旅に出たくなるような、イメージがふくらんでいくようなプレイリストを作ってみました。楽しんでください!
1. I Say a Little Prayer | アレサ・フランクリン |
2. Until You Come Back to Me (That's What I'm Gonna Do) | アレサ・フランクリン |
3. Love the One You’re With - Live at Fillmore West, San Francisco, February 5, 1971 | アレサ・フランクリン |
4. Groovin' | アレサ・フランクリン |
5. Soul Serenade | アレサ・フランクリン |
6. Niki Hoeky | アレサ・フランクリン |
7. You and Me | アレサ・フランクリン |
8. Wholy Holy - Live at New Temple Missionary Baptist Church, Los Angeles, January 13, 1972 | アレサ・フランクリン |
Text:bird
Cover art:Yoshiyuki Okada
bird(バード)
シンガー&ソング・ライター(1975年 京都出身)
ソウルフルな歌声と独創性に満ちた楽曲で、ジャンルを選ばず音楽ファンを魅了している。大沢伸一/MONDO GROSSO主宰レーベルよりデビュー、1stアルバム「bird」は70万枚突破、ゴールドディスク大賞新人賞獲得。2024年にデビュー25周年を迎え、9月に2024年版ベスト盤として「25th anniv. re-edit best + SOULS 2024」をリリース。通算12枚目となるオリジナル・アルバム「Reconnect」は、冨田ラボこと冨田恵一全曲フルプロデュースのもと、ARIWA (ASOUND) とスチャダラパーをゲストに迎え入れ、2025年3月12日にリリース。現在、ジャンルの垣根を超えて各種野外FES、イベントに出演中。
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