仁田ときこ
にった ときこ
編集ライター。地方の風習や祭祀、伝統工芸、建築、旅について執筆。国内外の辺境をしながら自身で撮影して、旅のコラムを書くことも多い。考古学と民俗学を学ぶ。海辺暮らし。
Instagram:@tokikonitta
旅とその装いにまつわるQ&A
Q1. どのような旅が好きですか?
地方で毎年古くから行われる祭事や神事を訪れる旅が好きです。そして、その土地の人に土着な文化や風習を教えてもらうのが、私にとっての旅の醍醐味です。夜は必ず町のスナックを訪れて、ママからその土地のネタを仕入れています。Q2. あなたにとって旅とはどんなものですか?
もともと考古学を学んでいたので、土地のことを調べるフィールドワークが癖になっています。ライターという仕事をする今も、それは変わらず、旅はその土地の歴史や文化を学ぶ時間です。Q3. ふと旅に行きたい!と思う瞬間は、どんなときですか?
その土地にしかない面白いお祭りが開催されるとき、見に行きたい!熱量を感じたい!と思います。自分が暮らすエリアにはない体験に浸れると、自分にとって新陳代謝になるように感じます。Q4. 今回の装いはどのような旅のイメージですか?
出雲大社で11月末にある神迎神事に参加する服装です。Q5. 装いのポイントは何ですか?
長い参道をたっぷり歩くので、きちんとしたテーラードカラーのコートを羽織りながらも、歩きやすいデニムパンツとスニーカーを着用しています。Q6. 旅の装いを選ぶとき、なにを一番意識しますか?
スニーカーの機能性です。基本的に旅先ではとことん歩くので、疲れにくいのは大前提、どんな悪路でも足をサポートしてくれる機能を重視します。また、川、海、山など、どんな野外シーンにも対応できる1足を選んでいます。
旅の供にまつわるQ&A
Q7. 旅に必ず持っていくものはなんですか?
カメラ(RICOH GR III)。Q8. 持っていく理由や、旅先での使い方を教えてください?
自分で取材して撮影することも多いので、旅先にはカメラを必ず持参します。撮る練習にもなるし、ときどき媒体に提供することもあるので。仁田ときこさんの旅の1枚
メキシコのロスカボスを旅したとき、ランチョカカチラスという鉱山を訪れました。ここには様々な動植物が息づき、世界中から生物学者が研究に来るエリアです。ガイドと一緒に朝夕の山を登り、植物に触れ合う時間が宝物のようでした。(写真提供:仁田ときこ)
Text:Tokiko Nitta
Photo:Yuji Kanno
Supervision:Setsuko Todoroki