宮嶋康江
みやじま やすえ

いくつかのアパレルブランドのデザイナーを経て最近フリーになったばかり。2024秋にスタートしたwagonaのアパレルのデザインを手掛ける。

wagona
和合して馴染むという意味をもつwagona。心地よく過ごせる服と「ちょうどいい」「丁度いい」「調度良い」暮らしを提案しています。

Instagram:@miuuuuun


旅とその装いにまつわるQ&A


Q1. どのような旅が好きですか?

かなり昔ですが、20代のころにヨーロッパのひとり周遊旅をしたことがあります。時間はたっぷりとあったので路地裏を散歩したり、蚤の市があればゆっくり散策して、カフェで休憩しながら行き交う人を眺めたり、そして安宿で友達になった人と情報交換して十分に楽しんだら次の街へ。
もうあの時のような旅は体力的にも出来ないけれど、計画を立てすぎず気ままな時間を過ごす旅をまたしたいです。
 

Q2. あなたにとって旅とはどんなものですか?

仕事の節目に少し遠出することが多く、リセットや気づきを与えてくれるものだと思います。また、毎年旧正月が終わったころに近場のさっと行くことができる箱根や日光の神社にいき、自分と向き合う時間を作ります。
 

Q3. 今回の装いはどのような旅のイメージですか?

アントワープに住んでいる写真家の友人の家に遊びに行く設定です。彼女が家を建ててから遊びに行けていないので。

そして世界一美しいと言われているアントワープの中央駅から電車で、少し足を延ばしてパリへ。最近パリから少し郊外に引っ越しをした知人にも会いに行きたいので、友人を尋ねて暮らすように過ごす少し長めの旅です。
 

Q4. 装いのポイントは何ですか?

旅の日程が長い設定なのでとにかく着回しがきく服。それだけではつまらないので自分も楽しめるものを選びました。

ワンピースはボタンを開けてパンツスタイルに羽織るように着たり、ボタンを閉めてワンピースとしても着れるので便利なアイテム。

薄手のシルク素材のギャザーパンツはシワになっても気にならない、小さくたためて楽ちん。

靴は履き慣れていて疲れないスリッポンシューズ。カジュアルになりすぎず、いろいろなコーディネートにも合わせやすいです。

フォルムが可愛いラフィア素材のバッグはマルシェバッグのように結構ものが入ります。そして気分も上がります!
 

Q5. 旅の装いを選ぶとき、なにを一番意識しますか?

荷物はなるべく軽くしたいので着回しがきく事と、普段着慣れているもので疲れないもの。
 


旅の供にまつわるQ&A


Q6. 旅に必ず持っていくものはなんですか?

ビンテージのスカーフとエコバッグ。
 

Q7. 持っていく理由や、旅先での使い方を教えてください?

スカーフは少し寒いと感じた時に首に巻いたり肩にかけたり、頭に巻いたりします。防寒だけではなくコーディネートのアクセントにもなりとっても便利です。多めに持っていきます!

エコバッグはふらっと入ったお店で出会った一目惚れした物などを持って帰れるように、大き目なサイズのものを選びます。
 

宮嶋康江さんの旅の1枚

携わるブランドの知見を深めるために訪れた、京都八坂にあるティーブランドPOUYUENJI KYOTO(ポウエンジ京都)。静かな庭を眺めながら心穏やかに過ごしました。(写真提供:宮嶋康江)
携わるブランドの知見を深めるために訪れた、京都八坂にあるティーブランドPOUYUENJI KYOTO(ポウエンジ京都)。静かな庭を眺めながら心穏やかに過ごしました。(写真提供:宮嶋康江)

Text:Yasue Miyajima
Photo:Yuji Kanno

Supervision:Setsuko Todoroki