古書店街にひっそり佇む隠れ家カフェ


古書店や新刊書店が多く、出版社も立ち並ぶ神田神保町。
その規模の大きさから「日本一の本の街」とも言われ、100年以上の歴史があります。そんな古書店のイメージが強い神保町ですが、さらにカレーライス激戦区、学生街、中華街として様々な魅力にあふれています。
メイン通りから1本路地裏に入っただけで、レトロで雰囲気満点の喫茶店やカフェがたくさん。本を片手に読書を楽しむなんていうのもおすすめの過ごし方です。
〈石釜bakebread茶房 TAM TAM〉は、そんな路地裏にひっそり佇む隠れ家のようなカフェです。平日でも行列必至の人気店で、並んででも食べたいメニューが盛りだくさん。店先では手書きのメニューが出迎えてくれます。

絵本に出てくるような、石釜焼きホットケーキ


入口のガラス扉を開けると、まず、あま〜い香りが広がります。店内は落ち着いた雰囲気で、グループの方とおひとりの方が半々くらいといった印象。ジャズがながれ、お客さんの楽しそうな話し声や笑い声が聞こえてきます。
今回は人気TOP 1、2の「石釜焼きホットケーキ」「石釜焼きフレンチトースト」をオーダー。
“釜で焼き上げるため時間がかかります”とのことでしたが、その待ち時間の間に広がる、あま〜い香りや芳ばしい香りがより一層期待を膨らませ、食欲をそそります。

まずははじめに、「石釜焼きホットケーキ」が到着。爽やかな香りのアールグレイと共にいただきます。まるで絵本の中から飛び出してきたような、ま〜るい形にバターと生クリームが添えられたホットケーキ。そこにメープルシロップをかけていただきます。外はカリカリ、中はふわふわ。甘さ控えめの生クリームと相性ばっちりで、一緒に頬張ると思わず目を閉じて味わいたくなります。食べ進めていくにつれ、最初にかけたメープルシロップが生地に染み込み、また違った味わいを楽しめました。この食感と幸福感が、並んででも食べたいと思わせるのかもしれません。
絵本にでてきそうな「石釜焼きホットケーキ」
絵本にでてきそうな「石釜焼きホットケーキ」

売り切れていなければラッキーな、石釜焼きフレンチトースト


次に「石釜焼きフレンチトースト」が到着。
こちらは、今月のシングルオリジンコーヒー「ニカラグア」と一緒にいただきました。
器に入ったたっぷりな生地に、今にも溢れだしそうなふわふわの生クリームが上に添えられたフレンチトースト。ふわふわとろとろの食感で、口に入れた瞬間に濃厚な卵の香りが口の中いっぱいに広がります。
生地の温かさで溶けた生クリームとも相性抜群「石釜焼きフレンチトースト」
生地の温かさで溶けた生クリームとも相性抜群「石釜焼きフレンチトースト」
食べ進めるにつれ、フレンチトーストの温かさで溶けた生クリームが生地全体を包み込み、よりまろやかな味を楽しめました。生クリームの別添えも可能とのことなので、ふわふわの生クリームと一緒に食べたい!ということであれば別添えがオススメです。
このフレンチトーストは、土日の場合、開店から3時間で売り切れてしまう大人気メニューなので、絶対に食べたい方は、早めに訪問するのがおすすめ。今回は平日の夕方に訪問しましたが、帰る頃には「完売」となっていました。
この2つのおいしさの秘密は、たき火の近くにいると温かいと感じる輻射熱を使用して窯でじっくりと焼きあげることなのだそう!じっくり火を通しているから、中がふわふわとろとろで美味しくいただけるのですね!

古書店を巡りながら、ふらっと立ち寄りたいどこか懐かしい雰囲気のお店でした。



Text & Photo:tabigatari editorial department




いつもと違う東京都観光には、東京都千代田区の〈石釜bakebread茶房 TAM TAM〉がおすすめ。

石釜bakebread茶房 TAM TAM


所在地〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-9(Google Map
アクセス都営地下鉄 新宿線・三田線神保町駅
東京メトロ 半蔵門線神保町駅
A7出口から徒歩約1分
電話番号03-3295-4787
Instagram@tamutamu287
営業時間11:00〜21:30
休業日不定休

※記事中の商品・サービスに関する情報などは、記事掲載当時のものになります。詳しくは店舗・施設までお問い合わせください。