音楽の力を借りて、自由自在に旅をする。
私は日常的に音楽の力を借りて
日々の24時間をやりくりしている気がします
とは言ってもほぼが料理している時間に集中する時に聴く早めのリズムの音楽
あとはお店でかけている抜けのいい気持ちいい曲だったり
イベントの時は各国の郷土料理と共に民族音楽
レストランの夜だったら曜日や天気に合わせて
パーティの時は気分があがり楽しくなるように
そして通勤中の車で聞く音楽と
とにかくどこかのプレイリストのグループ分けのタイトルのごとく色々と使い分ける
東京に住んでいると木々がざわめく音だったり鳥のさえずりなんていう気持ちのいい音はあまりなく
いろんな雑音が無数に入ってくるので気分に合った音楽の中で仕事や思いにふけった方が遥かに効率がいいのです
とはいえよく音楽に引っ張られてどこか別の場所にいるような気持ちになってしまったり
インナートリップ的に心の内への旅、記憶の旅にいつの間にか出かけてしまったりと脱線もしばしばです
兎にも角にも実際に移動しなくても自由自在に旅できるのが音楽の魅力だぁと思ってます
今回は日常の生活から旅の目的地へ向けて
実際に移動する途中、どこでもないよう…
1. Girls | 高木正勝 |
2. A Young Girl’s Complaint | Emahoy Tsege Mariam Gebru |
3. Köln, January 24, 1975, Part II a - Live | Keith Jarrett |
4. Belgo Zaïroise | Zap Mama |
5. Com’ By H’Yere-Good Lord | Nina Simone |
6. Prelude and Fugue No. 1 in C Major, BWV 846: Prelude | Glenn Gould |
7. Baby | Bobby McFerrin |
Text:Yuri Nomura
Cover art:Yoshiyuki Okada
野村友里(のむらゆり)
料理人/eatrip主宰。
長年おもてなし教室を開いていた母の影響で料理の道へ。
ケータリングフードの演出や料理教室、雑誌での連載やラジオ出演などに留まらず、イベント企画など食の可能性を多岐にわたって表現している。生産者、野生、旬を尊重し、料理を通じて食の持つ力、豊かさを伝える活動をしている。eatrip soil(表参道)、babajiji house / eatrip kitchen(祐天寺)を運営、著書は『とびきりおいしいおうちごはん』(小学館)
Instagram:@eatripjournal