元々工場だったところを改修してギャラリーを作ったそうですが、工場の雰囲気も残したままの洗練された美術館という感じで、なんともグッときます。
中に入ると関ヶ原石材株式会社の自社ブランドである〈Strad.〉のシーズンコレクションが並びます。伺った時は「日本的美意識」というテーマでコレクションしてあり、日本の建築物や空間に合いやすい石材という視点で展示されていました。
シーズンコレクションスペース
シーズンコレクションにどの石をピックアップするかは、外部のデザイナーさんとセレクトするそうで、何が日本的美意識なのか?というのは正解がない分、お客さんによって反応がさまざまで面白いとのこと。
石材単体で見るのとはまた違った魅力が見えてきますし、多様な石の柄の素敵な使われ方が分かる気がしてとても興味深いです。当たり前と言えば当たり前なのですが、天然の石なので全く同じ柄がないというのも見ていて不思議な気がしてきました。
エントランスにある石のブロック
奥に進むと、自社ブランドの〈Strad.〉、さらに進むとイタリア発の石材トップブランド〈Antolini〉がKISEKIブランドのためにセレクトした石材がズラーっと並んでいて、とにかく圧巻です。
もちろん純粋に見て楽しむ一般の方も(われわれもそうですが笑)。想像していたよりも多彩な柄だったり、実際目にしてみないとわからない質感だったりと、ずーっと飽きません。
表層のテクスチャーだけなら現在はタイルでも表現できてしまうそうですが、石の持つ奥行き感みたいなところこそ、石の凄さだと久川さんが仰ってたのが印象的でした。
表面の加工を特殊なものにした面白いタイプの石。最近はマットな風合いでグレー系の色が人気だそう。
Text & Photo:tabigatari editorial department
いつもと違う岐阜県観光には、関ケ原町の〈KISEKI STONE GALLERY〉がおすすめ。
KISEKI STONE GALLERY
所在地 | 岐阜県不破郡関ケ原町2682(Google Map) |
アクセス | JR東海道線「関ヶ原」駅から徒歩約15分 |
電話番号 | 0584-51-1172 |
URL | https://www.kiseki-strad.com/kiseki-stone-gallery/ |
営業時間 | 10:00~12:00/13:00~17:00 |
休館日 | 土日、祝祭日、GW、夏季休暇・冬期休暇(関ヶ原石材株式会社に準じる) |
※記事中の商品・サービスに関する情報などは、記事掲載当時のものになります。詳しくは店舗・施設までお問い合わせください。