倉地麻子
くらち あさこ

東京都出身。
アパレルメーカーのプレスを経てフリーランスへ。現在は洋服や帽子ブランドのPRを手がける。東京に拠点を置きながら山梨や福岡など国内の様々な地域発のブランドに携わっている。
 

Instagram : @asakokurachi


旅とその装いにまつわるQ&A


Q1. どのような旅が好きですか?

国内外問わず自然の中で過ごす旅が好きです。1番好きな場所は海。時間を忘れて泳いだり浮かんだりします。

細かい予定を立てずに、その日の天気や気分に合わせた気ままな旅が好きです。
 

Q2. あなたにとって旅とはどんなものですか?

癒しとリフレッシュ、旅から帰ると元気になっています。

忙しない日常から逃げるように旅に出ますが、東京に戻るとビル群や雑踏に心が躍り、「やっぱり東京はいいなぁ」と思えたら元気になった証拠です。生まれ育った東京がとても好きなので。
 

Q3. 今回の装いはどのような旅のイメージですか?

冬の休日に山梨県身延市にあるお気に入りの温泉宿に行く設定。どこにも寄り道せずに温泉に浸かって、ひたすらのんびりするだけの旅。
 

Q4. 装いのポイントは何ですか?

自宅から宿まで直行なので、とにかく楽で身軽、防寒対策も大らかに。アウターは軽めにして、大判のカシミヤストール、頭をすっぽり包むウールのフード帽、メリノウールの靴下など小物で暖かく、荷物は大きな巾着バッグに適当にまとめればOKです。

休日の気分に合わせて優しい花柄を取り入れ、全体を柔らかい色合いでまとめました。
 

Q5. 旅の装いを選ぶとき、なにを一番意識しますか?

心地の良さ。長い移動や初めて訪れる土地でも気分良く過ごせる服装。私の場合は実用性、機能性より心地よさが優先で、肌触りが良い着慣れた服が安心します。
 


旅の供にまつわるQ&A


Q6. 旅に必ず持っていくものはなんですか?

着慣れたガウン。
 

Q7. 持っていく理由や、旅先での使い方を教えてください?

旅先で寝付けないことが多く、寝る時にパジャマの上から羽織ると落ち着くので持参します。子供サイズなので案外と荷物になりません。20年近く愛用しているので色褪せてきましたが、いつもの素材感や匂いに包まれるとリラックスできます。入院した時も病院に持参しました。
 

倉地麻子さんの旅の1枚

「今年の夏に福岡の糸島に訪れた際、誰もいない海岸で過ごした夕暮れ時の写真です。」(写真提供:倉地麻子)
「今年の夏に福岡の糸島に訪れた際、誰もいない海岸で過ごした夕暮れ時の写真です。」(写真提供:倉地麻子)

Text:Asako Kurachi
Photo:Yuji Kanno

Supervision:Setsuko Todoroki