栗村誠
くりむら せい
ECサイト「北欧、暮らしの道具店」の編集者。趣味は散歩とラジオとモーニング。タコスの美味しさに目覚めてしまったのでちょっとメキシコに行ってみたい。
Instagram : @seikurimura
旅とその装いにまつわるQ&A
Q1. どのような旅が好きですか?
気ままに散歩をするみたいな旅が好きです。行きたい場所をひとつかふたつ決めたら、あとは気になるお店にふらりと入ったり、見つけた路地を進んでみたり、疲れたらお茶をしたり。予定に追われず、ゆっくりするのが好きなのかもしれません。自然の中を歩くだけの日なんていうのも最高です。
Q2. あなたにとって旅とはどんなものですか?
たとえば友人や会社の同僚に「ちょっと旅に行ってきます」なんて言うと、自分にはかっこよすぎちゃうと言いますか、ロマンがつまりすぎてしまう気がして。自分にとってのしっくりくる旅は「遠くに散歩に行ってきます」みたいなニュアンスかもしれません。いつか「旅」というワードが似合う、味わい深い大人になりたいなと思っています。Q3. 今回の装いはどのような旅のイメージですか?
冬のフィンランド旅をイメージしてみました。と言っても、真冬はマイナス20℃!まつげも凍ると聞いたので、実際には冬のはじまりか、春がもうすぐやってきそうな頃の装いかなと思っております。
Q4. 装いのポイントは何ですか?
どこかに色を取り入れたくて、インナーとバッグに差し色になりそうなものを選んでみました。ちなみにこのバッグは新聞配達員さんが使っていたものがベースになっているらしいです。ショルダー部分の鮮やかすぎるオレンジは、まだ暗いうちから配達する人の安全のために取り付けられたリフレクターです。
あとこのアウター、実はリバーシブルなんです。1着だけでふたつの装いが楽しめるので、旅行に便利。ただその分、ちょっと重たいです笑
Q5. 旅の装いを選ぶとき、なにを一番意識しますか?
フィンランドにはじめて行ったときに、街中のみなさんが色をとっても素敵に取り入れていらっしゃったのが忘れられなくて(さすがマリメッコが生まれた国!)。原色をたくさん取り入れるというより、トーンでいうと色えんぴつくらいやさしい感じの組み合わせがかわいくて。それから自分も色をどこかに入れたいなと思うようになりました。それまで旅の装いって、身軽でラクチンが最優先だったのですが、せっかくの旅なんだから洋服も楽しまなくっちゃ!ということで、その街で着ていて気分が上がるかという部分も大切にしたいなと思うようになりました。
ー 栗村さんから撮影用に届いたメモも素敵でした。
旅の供にまつわるQ&A
Q6. 旅に必ず持っていくものはなんですか?
- カメラ
- 予備のバッグ
- インナーダウン
Q7. 持っていく理由や、旅先での使い方を教えてください?
カメラは必ず持っていって、散歩しながらず〜っとパシパシ撮っています。気になったものとか、かわいいな〜と思ったものをただひたすらと。旅から帰ってきてから、ハーフサイズにプリントして、思い出とともにしまっています。あとこの写真、ちょっとしたお土産といっしょに渡すのもたのしいんです。話の種にもなって。フィンランドはセカンドハンドショップが街の至る所にあって、見かけると入ってしまうんです。それで食器とか雑貨とか、ついつい買ってしまって…気がついたらカバンがパンパンということがあるので予備のバッグを持っています。身軽に散歩したいな〜といつも思っているのですが、宿に戻ってくる頃には、その予備のカバンもパンパンになっているんです笑
今回は冬の装いですが、あたたかくなっても寒暖差があるのでモンベルのインナーダウンを入れています。空港とか飛行機の中でもあると便利ですよね!
栗村誠さんの旅の1枚
Text:Sei Kurimura
Photo:Yuji Kanno
Supervision:Setsuko Todoroki