坂田乃吏子
さかた のりこ
「イエナ」「ドゥーズィエム クラス」「マッキントッシュ フィロソフィー」でバイヤー、ディレクターとして経験を積んだ後、2018年 旅する女性をコンセプトにしたブランド「Curensology」、2023年「CSG BLUE CAFE AOYAMA」を立ち上げる。
Instagram : @nsarchive1356
@curensology @csgbluecafe_aoyama
旅とその装いにまつわるQ&A
Q1. どのような旅が好きですか?
五感を刺激してくれる旅が好きです。事前の下調べをあらかたしていきつつ、現地では臨機応変に対応する余白の楽しみに期待を寄せて。
Q2. あなたにとって旅とはどんなものですか?
癒しも含めて、自分を成長させてくれるもの。Q3. 今回の装いはどのような旅のイメージですか?
夏の終わりから初秋にかけて、親友と二人で行く熱海の旅を設定しました。新幹線に乗ったら直ぐなので、スケジュールが合えば気軽にパッと行けるのに着いた先は非日常!のんびり温泉に浸かったり、女子旅ならではのおしゃべりとご当地での美味しいものを頂いて、翌日は朝から来宮神社へお参りをします。
実は毎年一度は親友と2人で箱根や熱海へ旅します。
Q4. 装いのポイントは何ですか?
歩きやすく、楽だけど、ちょっぴりオシャレしてる感を出せたらと、ベアトップを使ったレイヤードで、ニュアンスカラーのコーディネートをしてみました。ベアトップやヴィスチェは季節の変わり目などの単調になりやすいコーディネートに一役かってくれるのと、小さいアイテムなのに色々アレンジが出来るので旅に重宝しています。ハイゲージの薄手のウールニットもストールのような温度調節は勿論、コーディネートのアクセントにもなります。思ったよりも冷え込んだら、このニットを着てエルメスのジャージのスカーフを巻きます。
夜は、少し贅沢をしてディナーに行きたいので、大ぶりのアクセサリーをつけて、気分を変えて気持ちドレスアップします。ベアトップに薄手のニットを肩掛けや、ストール風にしてアクセサリーを盛ります。ウエストポーチはショルダーに。アクセサリーはブラックパールのネックレスがMIHOKO SAKAI(Curensology)、黒いタッセルのネックレスはモロッコのマラケシュにあるマジョレル庭園で買ったもの。
靴は、歩きやすさと、夜の食事にも使えるフラットで!
Q5. 旅の装いを選ぶとき、なにを一番意識しますか?
先ずは旅先でのシーンを想定しつつ、その次に、足元が歩きやすい靴であること、着心地が良いか、温度調節のアレンジが効くか、を意識します。
旅の供にまつわるQ&A
Q6. 旅に必ず持っていくものはなんですか?
フランスのアロマセラピー Docteur Valnet(ドクターヴァルネ)。パリに行った時に薬局で買ってきます。エルメスのジャージ素材の大判スカーフ。
Q7. 持っていく理由や、旅先での使い方を教えてください?
Docteur Valnetのアロマは呼吸器に良いので、滞在先のホテルの部屋で枕にシュッシュッとしたり、食事の後に匂いがついて気になる時など、香りがとても癒されるので必ず持って行きます。また、手のひらサイズがあるのでそれも荷物にならずに良いです。スカーフは旅先でのちょっとした温度調節や、頭にも巻いたりとコーディネートのアクセントにもなります。かれこれ20年くらい前に買ったものですが、これからもずっと大切にしたい旅の相棒です。
坂田乃吏子さんの旅の1枚
Text:Noriko Sakata
Photo:Yuji Kanno
Supervision:Setsuko Todoroki