枦木功
はしのき いさお
福岡県出身。九州産業大学芸術学部卒業後、奥村恵子氏に師事。2007年独立。雑誌や広告・カタログ撮影と並行し、継続的に作品を発表する。
2021年 作品集「Landscape_es.cape」刊行。2024年「Photo London」出展。
https://www.isao-photo.com/
https://www.nomadica.jp/artist/hashinoki/
Instagram : @isao_hashinoki
旅とその装いにまつわるQ&A
Q1. どのような旅が好きですか?
身も心もトリップできるような旅が好きです。自然を楽しめるところが好きですが、美術館、文化などが楽しめる街も好きです。写真を撮って回るのが好きなので基本一人旅ですが、誰も知らない土地で孤独になると逆に自由を感じられます。アイスランドやラダックの旅は異世界に訪れたようで思い出深い旅でした。ひたすら歩き回っています。家族や友人と行く旅には癒しを感じます。子供達や友人に目的地や行動を委ねるのも、気を抜けて楽しめます。一人でない旅の良さに気がつけたのも嬉しい事でした。
Q2. あなたにとって旅とはどんなものですか?
固まった価値観などをほぐしたり、インプットするもの。目的があって向かった旅なのに、全然違う事に気がついたりするのにも驚きです。何かを乗り切る度に新しい自分になれたような気になれます。Q3. 今回の装いはどのような旅のイメージですか?
初夏のロンドンに行っていたのですが、秋のロンドンにも行ってみたいと思っての設定です。肌寒い中を美術館にもパブにも田舎町にも革靴でテクテクと写真を撮りながら歩きたいです。Q4. 装いのポイントは何ですか?
目立たずに街に馴染む事。写真を撮るので、街にも人にも気にならないようなコーディネートを目指しました。それでも好きなブランドで気分を上げてもらってます。Q5. 旅の装いを選ぶとき、なにを一番意識しますか?
服も旅の供になるように気分が上がる事を意識します。少ない荷物が好みなので着回しできるのも重要です。
旅の供にまつわるQ&A
Q6. 旅に必ず持っていくものはなんですか?
本。イヤホン。Q7. 持っていく理由や、旅先での使い方を教えてください?
石川直樹さんの本を一冊選びましたが、難しい本ではなく、旅や山を題材にされた本です。旅先で旅の本を読むとより気分が上がり旅が楽しくなります。イヤホンは音楽は当たり前ですが、落語を聞いたりするのも旅先での時間を贅沢に使っている非日常感が嬉しくなります。
どちらも歩き疲れた時などに手に取り、ゆっくりな時間のお供にしています。
枦木功さんの旅の1枚
Text:Isao Hashinoki
Photo:Yuji Kanno
Supervision:Setsuko Todoroki