「ものづくり」がテーマ!地元愛あふれる古民家カフェ


1000年以上の歴史を誇る“やきものの町“、瀬戸市。町を散策していると、日本有数の陶磁器である「瀬戸焼」が至るところに息づいています。そんな、“やきものの町”にふさわしい「ものづくり」をテーマとしたカフェが、本日紹介する<Cafe&Guesthouseもやいや>です。
ホっとするような懐かしさを感じる、せと銀座通り商店街のアーケードをくぐると、古民家をリノベーションした〈もやいや〉 が佇んでいます。
一際目を惹くのは、個性的で賑やかなペイントの窓ガラス。地元のアーティストさんが手書きで描いたそう。この手作りの外観を見ただけで、わくわくがとまりません。さっそく中に入ってみると・・・「瀬戸焼」の食器やアクセサリーなど、温もりあふれる世界が一面に広がっていました。ここで、どんな町ごはんが味わえるのか胸がときめきます。

味も見た目も満足度抜群なランチの秘訣は・・・

今回は、オープンキッチンが目の前にあるカウンター席でランチをいただきました。 メニューはお店の方、イチ押し!「本日のプレートランチ」をチョイス。待っている間も、「ピチピチ、じゅわ~っ」と料理する音が心地よく聞こえてきます。 そして、メイン・副菜・ごはん・スープ・ドリンク・デザートとボリューム満点で鮮やかなプレートランチが登場!料理はもちろんのこと、青色の器も綺麗で、食欲をそそられます。
本日のメインは油淋鶏。
醤油ベースで香り立つごま油がたまらない手作りソースは、日によって味を変えているのだそう。ふんわりやわらかなチキンにソースが絡んであとをひくおいしさ。ごはんは食べごたえ満点の十五穀米。油淋鶏をバウンドさせながら食べると絶品です!副菜もかぶの焼き野菜、里芋のポテトサラダ、野菜たっぷりのキッシュとメインに引けを取らないほど豪華!特に初めて食べた里芋のポテトサラダは、もっちりとした食感なのにさっぱりとした味わいで、油淋鶏やキッシュとの相性も抜群でした。
他にも瀬戸豚を使ったメイン等もあるようで、次に訪れたときはぜひ味わってみたいです。
本日のプレートランチ
本日のプレートランチ
そんな満足度抜群なランチの秘訣は・・・ 「地元の農畜産物の食材を使った、地元愛が詰まった料理」と「全メニューを“瀬戸焼”の器で楽しめる」ことです。メニューもお店の方みなさんで考えながら作っているのだそう。瀬戸の「ものづくり」の歴史を存分に感じながら味わうランチは絶品でした。

ここで、裏話。 「青色の瀬戸焼、綺麗ですね」とお伝えしたら、「実は、お客さん(わたしです)のイメージに合わせて器の色を選んでみました」と、店員さんから嬉しい一言!わたしが青色の服を着てお伺いしたので、そこからイメージして選んでくれたそうです。同じ料理でも器が変わると様々な味わいがあり、十人十色の楽しみ方ができますね。

 

匂いまでおいしい焼き立てのアップルパイもご堪能あれ


最後にご紹介したいのは、アップルパイ!2023年9月に発売開始したアップルパイは、サクサクでりんごがこれでもかとぎっしり。さらに、片手で気軽に食べられるのも嬉しいポイントです。こちらはテイクアウトもでき、毎年行われる「せともの祭」の際は、食べ歩きで大好評だそうです。わたしもランチを食べたあとでしたが、美味しそうな匂いにつられてアップルパイをいただきました。
ランチで出会えた「瀬戸焼」が手に入るのも、魅力のひとつ。店内には「瀬戸焼」のギャラリーがあるので、ランチを待っている間に見るもよし、ランチを堪能した後の余韻に浸りながらみるもよし。
驚いたのは、ギャラリーの中に「瀬戸焼のスピーカー」があったこと。(瀬戸焼ってなんでも作れてしまうんですね!?)この空間にいるだけで、瀬戸市を満喫した気分になります。 「瀬戸焼」の温もりに囲まれながら、こだわりの地元の食材を堪能できるカフェ。まさに地元に愛される「地元の町ごはん」にふさわしい〈もやいや〉 にぜひ訪れてみてください。



Text & Photo:tabigatari editorial department




いつもと違う愛知県観光には、瀬戸市朝日町の〈Cafe&Guesthouseもやいや〉がおすすめ。


Cafe&Guesthouseもやいや


所在地〒489-0043 愛知県瀬戸市朝日町10番地(Google Map
アクセス名鉄瀬戸線「尾張瀬戸駅」下車 徒歩約6分
電話番号0561-42-4660
URLhttps://moyaiya.com/
営業時間9:00~15:00(LO:14:30) 
休業日水曜日

※記事中の商品・サービスに関する情報などは、記事掲載当時のものになります。詳しくは店舗・施設までお問い合わせください。