幸せを感じる和食に出会える、昭和レトロな古民家カフェ。


多くの人で賑わう名古屋の繁華街「大須」。商店街の一角に佇むどこか懐かしさを感じる古民家カフェが、今回ご紹介する「珈琲ぶりこ」です。
地元の方でしょうか?お店の前を通りすぎる多くの人が「ここ、美味しいんだよねぇ。」「ここ、行ってみたいんだよねぇ。」と会話をしていて、期待値がどんどんと上がっていきました。
わくわくしながら早速店内へ。店内は古民家らしく味があり、ノスタルジックな雰囲気。カリモクのグリーンのソファや、小学校で使われているような机と椅子の席などもあり、とても居心地がよく心が安らぎます。

味噌が選べる、身体に優しい「一汁三菜膳」。


今回のお目当ては心も身体もほっこり温まるランチメニューです。「一汁三菜膳」はお味噌と主菜が選べる食べ応え抜群の具だくさんお椀と、発酵総菜、ごはんのセット。

お椀の主菜は3種類から選べます。3日間かけて仕込む人気の「自家製豚角煮」や、旬の魚を味醂粕に漬け込み焼き上げた「旬魚の粕漬け焼き」、根菜やきのこなど旬菜を煮浸しにした「旬菜の煮浸し」。どれも魅力的で、どれにするかつい迷ってしまいましたが、今回は「旬魚の粕漬け焼き」に。

お味噌もお好みのものを。名古屋メシの味の決め手である赤と、優しい味わいが特徴の白。せっかく愛知に来たのだから!と、私は迷わず赤に。岡崎の伝統製法・八丁味噌と岡崎の有機八丁生味噌の2種類の豆味噌をブレンドしているそうで、地元愛とこだわりを感じます。 この日の旬魚は大好きな鮭でした。
お椀からはみ出るほど大きな鮭は箸を入れるとほろっとほどけ…粕漬けとこんがりとした焦げのうま味が口いっぱいに広がります。味噌の味がしっかり染み込んだ根菜がたっぷりと入っていて、お腹も心もぽかぽかと満たされました。3種類の発酵惣菜にも旬のものを使用しているそうです。

そのときによってメニューが変わるので、何度訪れても初めてのように楽しめるところも嬉しいですね。 あなた好みの「一汁三菜膳」をぜひ見つけてみてくださいね。

あなたも、ぶりこ自慢の豚角煮の虜に。


一汁三菜膳では悩みに悩んでチョイスしなかった「自家製豚角煮」ですが、実は思う存分味わえるメニューがあるのです…。「自家製豚角煮のひつまぶし」は3日間かけて仕込んだ豚角煮をひつまぶしにアレンジした"珈琲ぶりこ流なごやめし"です。
蓋をあけると照りってりに仕上がった豚角煮がぎっしり!香ばしい香りにも食欲そそられます。まずはそのまま。次に薬味をのせて。最後はほうじ茶仕立てのだしをかけてだし茶漬けにしていただきます。
ひつまぶしにはお味噌汁もセット。たっぷりクリームの「濃厚焙じ茶ラテ」もオーダー。
ひつまぶしにはお味噌汁もセット。たっぷりクリームの「濃厚焙じ茶ラテ」もオーダー。
トロトロ、ホロホロにほどける角煮…。甘じょっぱいタレがしっかり絡んで最高にごはんが進みます。こってりとしていて重たいイメージを持たれやすい豚角煮ですが、とてもあっさりしていて女性でもぺろりといただける美味しさでした。

昭和にタイムスリップしたかのような古民家カフェ〈珈琲ぶりこ〉で、あなたも身体が喜ぶ和のご飯を口いっぱいに頬張ってみてはいかが?



Text & Photo:tabigatari editorial department




いつもと違う愛知観光には、名古屋市中区の〈珈琲ぶりこ〉がおすすめ。

珈琲ぶりこ


所在地愛知県名古屋市中区大須3-35-22(Google Map
アクセス名古屋市営地下鉄・上前津駅8番出口より徒歩約3分
電話番号052-238-2789
URLhttps://www.instagram.com/bricocoffee/
営業時間11:00 〜 18:00
休業日木曜

※記事中の商品・サービスに関する情報などは、記事掲載当時のものになります。詳しくは店舗・施設までお問い合わせください。