現代アートを見つめて、心に残るショッピング。
江東区清澄白河といえば、ここ数年で都内有数のコーヒーの街として認知度を高め、散歩に訪れたい街の一つ。コーヒーを買って休憩するのにもぴったりな木場公園には、「東京都現代美術館」が建っている。今回はその中に構えるショップ「NADiff contemporary」が目的地だ。
現代アートの保存、継承、発信を行うこの美術館において、ショップもまた発信の地。ここでは、展覧会に展示されるアーティスト関連のアイテムはもちろん、ショップが見つけてきた次世代の作家の品や、現代美術の見方を学べる本など、さまざまな角度から“現代アートのスピリット”に触れることができる。
“生まれたばかりのアート”を身につける。
ドーナツ型のように円形に広がった店内には、本、雑貨、アパレル、アクセサリー、フレグランス……と、実にバリエーション豊かな商品が並んでいる。中でも幅広く扱われているのが、「展示作品にも通ずる現代アートの要素がある個人作品」と、ショップの店長が教えてくれた。
感性を磨くための、サポートアイテム。
特に、山中湖にアトリエを構える「暮らしの香り」のアイテムが豊富。「森閑」「ひだまり」「苔寺」などナチュラルな香りも珍しく、ブランドオリジナルの器も美しい。「暮らしの香り」でユニークなのは、硯のようなデザインのフレグランスバー。少しずつ削ることで香りが立つ仕組みだ。香りを立てるこの瞬間、気持ちも整う。心を落ち着け、目の前のアートや暮らしと丁寧に向き合えそうだ。
気持ちを落ち着けるという意味では、「tumi-ishi」もおすすめ。多面体の木製ブロックで、バランス感覚と想像力が養えるというものだ。奈良・東吉野村で作られ、木材の種類やカラーバリエーションがいろいろ。出しっぱなしでもオブジェのように楽しめる。
“現代アート”を体現するミュージアムショップ。
美術館オリジナルロゴグッズも根強い人気。カラフルなキーホルダーは、アクリル工場で出る端材をアップサイクルしたもので、訪れるたびに違ったカラーに出会えるそう。来館の記念に集めるのも良さそうだ。
Text:Kahoko Nishimura
Photo:Natsumi Kakuto
いつもと違う東京都観光には、江東区の〈NADiff contemporary〉がおすすめ。
NADiff contemporary
所在地 | 東京都江東区三好4-1-1 東京都現代美術館内 1F |
アクセス | 東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」から徒歩約9分 |
電話番号 | 03-5875-9959 |
URL | http://www.nadiff.com/?page_id=180 |
営業時間 | 10:00〜18:00 |
休業日 | 美術館に準ずる |
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