春の訪れをいち早く感じられる梅。白梅・紅梅・しだれ梅…日本には各地に梅のスポットがありますが、今回は三重県の名所を紹介します!
※写真は2023年に撮影したものです。開花情報などは各施設の公式HPやSNSをご確認ください。


鈴鹿の森庭園

鈴鹿山脈の麓にある鈴鹿の森庭園は、日本の伝統園芸文化である枝垂れ梅の「仕立て技術」の存続や普及を目的とした研究栽培農園。なんとその数200本!毎年開花時期に合わせて一般公開をしているので、そのタイミングに合わせて行ってきました!
JR四日市駅からレンタカーで走ること約40分、駐車場から梅の様子は窺い知れませんが梅の香りがしてきました…!こちらは開花状況に応じて入園料が変わるシステム。この日は「見頃」ということで1,500円を払い、期待を胸に入園します!
入ってみるともう、圧巻の一言。全国から集められたというしだれ梅。呉服枝垂(くれはしだれ)を中心に、職人が仕立てたという名木がこれでもかと立ち並びます。日本最古と言われる古木「天の龍」や「地の龍」は、さすが美しいシルエット。それぞれの梅の木の下には、散り始めた花びらがピンクの絨毯を作っていて、梅の世界にどっぷり浸かることができ、まさに「見頃」でした。また、園内はほどよい高低差があって、歩きながらさまざまな目線で楽しめるのがとてもよかったです。
ぐるっと周ったら、飲食スペースでひとやすみ。そこからも梅を見ることができるので、花も団子も楽しめます。名物のこんにゃく団子を食べたら(素朴な味わいで美味!)気になった梅をもう一度見に行って、最後はお土産売り場へ。すっかり堪能しました。
鈴鹿名物のこんにゃく団子。
鈴鹿名物のこんにゃく団子。

鈴鹿の森庭園の梅ギャラリー

夜はライトアップも綺麗なようなので、次回は夜間に訪れたいと思います!
 

鈴鹿の森庭園 しだれ梅まつり
2024年2月17日(土)~3月下旬(予定)
※開催時期や開花情報などは施設の公式HPやSNSをご確認ください。

所在地三重県鈴鹿市山本町151-2
アクセスJR四日市駅からタクシーで約40分。菰野(こもの)駅からタクシーで約25分。
※JR四日市駅発着の臨時バスも運行予定
電話番号059-371-1777 (開園期間中のみ)
URLhttps://www.akatsuka.gr.jp/group/suzuka/index.html
営業時間9:00~16:00
※夜間ライトアップ期間中は20:30まで延長営業
入園料700円~1800円
※入園料は開花状況により変動します。

 

いなべ市農業公園

次の日訪れたのは、鈴鹿の森庭園からは車で約1時間ほどの「いなべ市農業公園」。東海エリア最大規模の梅林園を誇り、約100種4,000本以上(!!)の梅が広がっているそうです。
こちらの見所はなんといっても、たくさんの梅の色がパッチワークのように見えること。駐車場から園内に入ると濃淡さまざまな赤や白、ピンク、そして芝の緑も映えて、全体がアート作品のようです。奥には雄大な鈴鹿山脈を見渡すことができ、しばらく座って眺めていたくなりました(実際にピクニックをしている方々も多くいました)。
上からの遠景を楽しんだ後は、梅林園に降りてゆっくり散策。東京ドーム8個分の広さということで、どこまでも梅が広がっている印象です。中には水路があったり、黄色い花(蝋梅)もあったりと、遠くからでは気づかなかったポイントがたくさん!みなさん、思い思いに眺めては写真を撮っていました(もちろん我々も!)。
そして帰り道、道路の横には「かかし」たちが…。そのリアルさとオリジナリティ溢れる存在に思わず車を停めました。本物の自転車やバス停などと組み合わせて置いてあるので、不思議な味わいです。人情味あふれるかかしたちに送られて、いなべを後にしました。

いなべ市農業公園の梅ギャラリー

いなべ市農業公園 梅まつり(いなべ梅林公園)
2024年2月下旬~3月中旬(予定)
※開催時期や開花情報などは施設の公式HPやSNSをご確認ください。

所在地三重県いなべ市藤原町鼎3071
アクセス東海環状自動車道「大安IC」から車で約25分。名神高速道路「関ヶ原IC」から約30分。
電話番号0594-46-8377
URLhttp://www.inabe-nougyoukouen.com/index.html
営業時間9:00~16:00(梅林公園)
入園料中学生以上500円(梅まつり)



Text & Photo:tabigatari editorial department


春の喜びを感じるには、梅の名所を訪れるのもおすすめ。
※記事中の商品・サービスに関する情報などは、記事掲載当時のものになります。詳しくは店舗・施設までお問い合わせください。