曰く…
- 敷地の一番良い場所には、決して建物を建てないこと。
- 新しい建物の庭には、必ず実のなる木を植えると良い。
- 人が立ち話を何時間もできるような、交通に妨げられない小さな人だまりをつくること。
などなど…。「美の基準」が作られたのは20年以上も前。そのおかげでバブル期にみだりに開発されるなどということもなく、町の景観は今も守り続けられています。歩いてみると、たしかに路地(真鶴独自の言い方で背戸道-せとみち-と言うそうです)がたくさんあり、斜面には緑が多く残され、たくさんの実のなる木が茂っています。
聞くと元々こちらは大衆食堂だったそうで、その雰囲気を残したままリノベーション。じゃあ、その長いカウンターも…と思ったら、こちらは残された食堂の雰囲気に合わせて作ったとのこと。古いものの残し方、そして新しいものの馴染ませ方が絶妙です…!
モチーフとなるのは、真鶴の道端にある植物や庭のようなものまで。それはもう、とっても素敵です。
Tシャツを購入すると、パッケージはなんとピザボックス!袋に入れて手に持てば完全にピザをテイクアウトした人。楽しくなりますね。
ケニーからは徒歩で15分ほどということで、町を見ながら歩いて行くことに。
実はピザ屋のケニーで偶然お会いしたのが、イラストレーターの山田将志さん。あとで草柳商店さんに行きますよ〜なんてお話ししていたのですが、なんと、その山田さんの話で盛り上がっていたと…。
山田さんは元々野外芸術祭に参加するために真鶴に来たところ、すっかり真鶴の人や町に魅了されてしまって毎晩のように草柳商店で宴会を行っていたそうです。芸術祭が終わったら一度は横浜の自宅に戻ったのですが、再度真鶴にやってきて、その時に持ってきたのが「草柳商店の真鶴の絵」。その絵はTISというイラストレーションの大きなコンペティションで入選します。そのまま真鶴に移住して、そして結婚…さらにこの素晴らしいストーリーをしげさんは歌にして(「輝いてお月様」サナギメン)…と、盛りだくさんなのですが、コトの顛末はしげさんの噺家さんのような語りで実際に耳にするのをおすすめします!
Text & Photo:tabigatari editorial department
暖かい地元の人たちと触れ合うには、真鶴町の町歩きがおすすめ。
真鶴ピザ食堂 KENNY
所在地 | 神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴402-1(Google Map) |
アクセス | JR真鶴駅から徒歩1分 |
電話番号 | 0465-68-3388 |
URL | instagram.com/manazuru.kennypizza |
営業時間 | ※詳細はInstagramにてご確認ください |
定休日 | ※詳細はInstagramにてご確認ください |
草柳商店
所在地 | 神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴610-1(Google Map) |
アクセス | JR真鶴駅から徒歩15分 |
電話番号 | 0465-68-1255 |
URL | instagram.com/kusayanagi_shouten/ |
営業時間 | 10:00〜19:00 |
定休日 | 木曜 |
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