平澤まりこ
ひらさわ・まりこ
イラストレーター・版画家。
近年は描版画という独自の手法で制作した版画作品を発表している。作品集「いつかの森」(求龍堂)のほか、旅のエッセイなど著書も多数。
Instagram:@mariko_h
旅とその装いにまつわるQ&A
Q1. どのような旅が好きですか?
自然に触れに行く旅が好きです。その土地の持つバイブレーションを味わいに行くことが旅の醍醐味。そしてそこに暮らす人と触れ合うことも大切な旅の愉しみで、以前はよく海外にホームステイをしに行っていました。フランスやイタリアなどの地方は食も豊かで人々は人懐こく、このまま住んでしまいたい!と思うことも度々。
Q2. あなたにとって旅とはどんなものですか?
あたらしい風を通してくれるものです。旅には必ず何かしらの出会いと気づきがあり、少しあたらしい自分になれる感覚があります。
Q3. 今回の装いはどのような旅のイメージですか?
ずっと話を聞いていた、友人の大切にしている場所(とある森)をめざします。そこの湧き水でいれたお茶と、菓子づくりの達人であるその友人が作ったお菓子を食べながら草はらに座って、そこで感じとった動物たちを思うままに描きに行く旅です。
Q4. 装いのポイントは何ですか?
草の上でゆったりのんびり過ごせるよう、楽チンなオールインワンで。足元はいっぱい歩いても大丈夫なようにスニーカーを。
大きな赤いカゴバックには画材やお茶の道具も入れて、小さな黒いポーチはポケット代わり。
麦わら帽子で軽やかに少し冒険者の気分で!
Q5. 旅の装いを選ぶとき、なにを一番意識しますか?
なにより自分が心地よく、さらに気分も上がる服を選びます。
旅の供にまつわるQ&A
Q6. 旅に必ず持っていくものはなんですか?
描くもの。本。
Q7. 持っていく理由や、旅先での使い方を教えてください?
なんでもすぐ書いておきたくなるので。ノート(スケッチブック代わりにもなる)とペンや画材などは必須アイテムです。移動時間や眠るまえには本を読みます。
平澤まりこさんの旅の1枚
北極圏のキルナへ行ったときに見た犬ゾリ(写真提供:平澤まりこ)
ラトビアの森で開かれた夏至のお祭りに参加したとき(写真提供:平澤まりこ)
Text:Mariko Hirasawa
Photo:Yuji Kanno
Supervision:Setsuko Todoroki