昼過ぎから浜松市街で取材があるのですが、朝一にレンタカーを借りて浜松市北部の二俣町へロケハンと称し行ってきました!タビガタリ編集部は空き時間を無駄にしません!!

目指したのは「浜松市秋野不矩美術館」。日本画家「秋野不矩(あきの ふく)」さんの故郷、天竜二俣の丘の上にあります。
秋野不矩さんの作品を鑑賞することはもちろん、浜松市秋野不矩美術館の建築も体感したかったからです。
 
設計は建築家 藤森照信さんによるもの。
先日、藤森照信さん設計の「多治見市モザイクタイルミュージアム」を訪れており、機会があれば「秋野不矩美術館」を見てみたいと思っておりました。
モザイクタイルミュージアムといい秋野不矩美術館といい、藤森さんの建築はどこか無国籍というか、童話の世界の建築物のように感じます。どちらも漆喰など自然素材を活かした特徴的な建築です。
質感も色味もとても温かみがあり、初めて来たのに何故か懐かしさすら感じる不思議な感覚です。
秋野不矩さんの作品は以前テレビで拝見したことがあり「渡河」という作品が非常に印象に残っておりました。
当たり前ですが、テレビで見る印象とはまるで違い実際に作品と出会ったときには思わずその迫力といい見入ってしまいました。
なんだかカンバスを越えるような世界観に吸い込まれそうな感覚でした。
あと、秋野不矩美術館で驚いたのは履き物を脱いで鑑賞できるところです。今まで美術館で裸足で鑑賞したことは記憶にございません。。

理由は、美術館の公式サイトにありました。
藤森照信氏は秋野不矩の作品の汚れのなさに土足は似合わないと考え、「裸足で鑑賞いただく美術館」を設計しました。
なるほど、そのような意図があったのですね。
第2展示室の床は大理石で足裏が冷んやりいたします。
何かこう背筋が伸びて凜とした気持ちで作品と対面できた気がいたしました。
 
秋野不矩美術館を後にして次に向かったのは天浜線(天竜浜名湖鉄道)の「二俣本町駅」。
ここは無人駅と隣接する駅舎ホテル「INN MY LIFE(インマイライフ)」があると伺い是非行ってみたいと思いました。
電話ボックス久しぶりに見ました
電話ボックス久しぶりに見ました
もちろん予約もしていないため遠回しに眺めるだけでしたが、
これは素敵!小さくてかわいい駅舎ホテルでした!
サイトを拝見すると中は非常にスタイリッシュ!
内装は非常にスタイリッシュ!© INN MY LIFE
内装は非常にスタイリッシュ!
© INN MY LIFE

ここでのんびり天浜線を走る電車を眺めたり、秋野不矩美術館はもちろん天浜線沿線を旅するのも良さそうです!
各種アクティビティの拠点にも最適だと思いました。
次回は是非「INN MY LIFE」や天浜線を絡めた企画をつくり取材で訪れたいと思います!
 

最後になんとか天浜線の電車を見たかったのですが、取材時間も差し迫り残念ながら見ることができませんでした。。。
さぁ、お仕事お仕事!


Text:tabigatari editorial department
Photo:Shinya Tsukioka



いつもと違う静岡県観光には、浜松市の〈天竜区二俣町〉がおすすめ。

浜松市秋野不矩美術館


所在地静岡県浜松市天竜区二俣町二俣130 (Google Map
アクセスJR東海「掛川駅」または「新所原駅」乗り換え ▶ 天竜浜名湖鉄道「天竜二俣駅」下車 ▶ 徒歩15分
※詳細はホームページにてご確認ください
URLhttps://www.akinofuku-museum.jp/
開館時間    9:30~17:00(入館は16:30まで)
※詳細はホームページにてご確認ください
休館日月曜日(月曜日が祝日の場合は開館、翌日休館)、年末年始、展示替え・館内保守日等
※詳細はホームページにてご確認ください

 

INN MY LIFE(インマイライフ)


所在地静岡県浜松市天竜区二俣町二俣 天竜浜名湖鉄道 二俣本町駅(Google Map
アクセス天竜浜名湖鉄道「二俣本町駅」徒歩0分
URLhttps://www.innmylife.com/
※詳細はホームページにてご確認ください
 
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