旅の写真の愉しみ方 vol.1は旅のハイライトを簡単に1冊のフォトブックにする「えらぶ編」です。ネットで簡単にフォトブックを印刷できるサービスを利用して世界にただ一つだけのフォトブックを完成させましょう。

写真を「カタチ」にして残しておく


たくさん写真を撮ったのは良いけれど、膨大な写真データを整理するのは大変ですよね。スマホを使えば、まとめて家族や友人と簡単にシェアすることはできますが、特に思い入れのある写真だけでも印刷して形に残しておくことでそれまでとはまた違った写真との向き合い方ができるはずです。デジタルの写真データはスマホやPCの中に埋没してしまい、後で探すのが大変だったり、どこに記録したか忘れてしまいがちなものです。その点、プリントした写真やフォトブックなどはふとした瞬間に手に取ることができるので日常の中で自然と私たちを楽しませてくれます。


ストーリーを思い描くように選ぶ


旅の写真なら自分が辿った道や風景、体験したこと、感動したものなどを散りばめることで他の人にも自分の旅を追体験をしてもらえるようなものになります。写真を撮った時のエピソードを思い返しながら選んでみて下さい。限られた枚数の中で偏りなく、様々な写真を選ぶようにしてみましょう。感動した景色や、美味しかった食べた物、出会った人など、写真全体を見てバランスの良いセレクトになっていると一層良いフォトブックになりますよ。


フォトブックのテーマを設定してみる

パッとみて何のフォトブックなのかがわかるようにテーマを設定するのも面白いです。例えば、旅で食べたものだけ、好きなお店の外観だけ、旅先で買ったお土産のコレクションだけ、のように視点を一点に定めることでフォトブックとしてのまとまりが出てきます。こうしたフォトブックは自分以外の人にとっても楽しんでもらえるものになるので作りがいがあります。雑誌の編集者になったつもりで楽しんでみましょう。


自分にとっての集大成を作ろう


フォトブックを作るとき、何も一つの旅に限定する必要はありません。今までの旅行の写真を組み合わせて一冊にすることでまるで時間が凝縮されたようなフォトブックを作ることができます。それが数年、数十年にわたる記録を写したものであればそれだけで大作になります。事前にフォトブックのテーマを決めてから旅に出るのもいいかもしれません。そうすることで新たな目的が追加されて、より活き活きとした旅になるかもしれませんね。

フォトブックを注文してみよう


さあ、それではいよいよフォトブックを注文してみましょう。ネットのサービスを使えばとてもリーズナブルに自分だけのフォトブックを作ることが出来ます。製本にはページの枚数、本の大きさ、本の質感(ハードカバーやソフトカバー)を選ぶことができるので色々なバリエーションを楽しむことができます。本の仕様を選んだら簡単な入稿手続きをして注文するだけ。数日後には印刷工場からフォトブックが手元に届きます。紙にプリントした写真はどこかあたたかい感じがするのですが、それは実際に手に取ってみないとわかりません。是非これを読んで自分だけのフォトブックを作ってみて下さいね。

Text & Photo: Yuki Arimitsu



 


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