いよいよ秋本番。旅行に行きたい!おいしいグルメも存分に味わいたい!と感じたら、秋の連休の旅行先に名古屋を選んでみませんか。
なごやめしに代表される名古屋の豊かな食文化は、海外にも広がりを見せています。食べごたえのあるご当地グルメとの出合いを探している方、必見です。


食欲の秋には人気のグルメ「なごやめし」がおすすめ


太陽が真東から昇り、真西に沈む秋分。ここを節目に秋は深まっていきます。残暑が和らぎ、食欲がだんだんと湧いてくるこの季節。おいしいグルメを満喫したいと考えている方も多いのではないでしょうか。

そんな方におすすめしたいのが、身も心も温まる「なごやめし」三昧の名古屋旅行です。名古屋グルメの中でも、ボリューム満点のバラエティーに富んだメニューが揃っていて、食欲の秋を満たすグルメとして申し分なし。早速、名古屋観光の人気コンテンツである「なごやめし」の魅力に迫ってみましょう。
 

みそかつのイメージ
みそかつのイメージ

名古屋観光の花形!なごやめしはこんなグルメ

豆味噌のイメージ
豆味噌のイメージ

なごやめしは、名古屋のみならず、東海地方全域に普及しているご当地グルメの総称です。
ご飯ものから麺類、居酒屋・喫茶メニューに至るまで個性あふれるグルメがそろっており、そのルーツも千差万別。そんな、なごやめしを語る上で避けては通れない調味料が「豆味噌」 と「たまり醤油」 です。どちらも塩分が控えめにもかかわらず、なごやめしの独特の旨味とコクのある濃い味わいを出すのに欠かせません。また「あんかけスパゲッティ」や「小倉トースト」といった組み合わせの妙を活かしたグルメが見られるのも、なごやめしの特徴です。

2005年の「愛・地球博」で紹介されたことをきっかけに、なごやめしは今や日本のみならず、世界に向けて発信されるグルメへと発展を続けています。

おすすめのグルメはこの3品!秋旅で、なごやめしをはしごしよう

味噌煮込みうどんのイメージ
味噌煮込みうどんのイメージ

夜には涼しく感じられる日が少しずつ増え始める名古屋の秋。この季節に名古屋グルメを味わうなら、熱々の3品がおすすめです。

なごやめしの定番「みそかつ」は、サックリとしたとんかつに甘辛い味噌だれをかけたボリューミーな名物グルメ。そのルーツは、モツなどを味噌で煮込んだ「どて煮」の鍋に串カツを浸して食べたものと言われています。豆味噌に砂糖や酒などを入れて作られる味噌だれは、その店によって味わいが様々。みそかつの食べ比べもおすすめです。

なごやめしの代表格である「味噌煮込みうどん」は、真水で打った麺特有の噛み応えが特徴。火が通るほどに麺の食感が変化していきます。豆味噌ベースの濃厚つゆには、鶏肉・油揚げ・野菜・卵などの具が入り、締めにはご飯を投入しておじやにすることも。多くの店で使用される1人用土鍋の蓋には空気穴がなく、その蓋を取り皿に熱々のうどんを冷ましながらすするのが本場の作法です。

「台湾ラーメン」は、唐辛子・ニンニクを加えた鶏ガラベースのスープに、激辛ミンチやニラがたっぷりと入ったラーメンです。「中国台湾料理 味仙」で昭和40年代頃、台湾の担仔麺(タンツーメン)を辛口に味付けしたまかないとして誕生しました。店によっては通常より辛さ控えめなアメリカン、より辛みを増したイタリアンやメキシカンといったアレンジも可能。深みのある辛さが尾を引く人気のグルメです。

たませんのイメージ
たませんのイメージ

食べ歩きには名古屋独特の「粉もん」グルメを


小麦粉を主な材料とする「粉もん」は、なごやめし普及促進協議会による「1億人のなごやめし総選挙2022」においてはランク外。しかし、地元の方にはなじみが深く、ぜひおすすめしたい名古屋グルメです。

駄菓子屋などで見られる「たません」は、大判のタコせんべい(エビせんべい)に目玉焼きを挟んでソースやマヨネーズを塗り、二つ折りにしたもの。大人も子供もどこか懐かしい気持ちになる庶民派のローカルフードとして知られています。

生地自体を醤油で味付けし、キャベツを入れるのが名古屋風の「醤油たこ焼き」です。外はカリッと、中はトロッとした食感で、冷めてもおいしいのが特徴。食べだすと止まらなくなる味わいが魅力です。

「名古屋風お好み焼き」は、キャベツや豚肉などの具材を薄い生地で焼き、半分に折って銀紙と包み紙にくるんだご当地グルメです。「お好み焼き甘太郎」(西区)が、ハンバーガーをモデルに現在の半分に折るスタイルを編み出しました。
秋の散策の食べ歩きグルメとしてぜひお試しください。

なごやめしが集結するおすすめのグルメスポット


初めて名古屋を訪れた観光客の方でも、気軽に足を運びやすいグルメスポットが名古屋駅です。

名古屋駅の新幹線改札口を出てすぐの場所にある「エスカ地下街」や、名古屋駅構内にある「名古屋うまいもん通り」には、みそかつや味噌煮込みうどん、台湾ラーメンといったなごやめしを味わえる飲食店が集結しています。

その他、名古屋城下の「金シャチ横丁」に加え、栄エリアや大須商店街も、なごやめしを提供する飲食店が集まるスポットです。

秋旅のおすすめはなごやめし三昧のグルメ旅行


クセになる濃厚な味わいとユニークなメニューで人々を引きつける名古屋グルメ。特になごやめしは今後、海外にも広く普及していく可能性を秘めています。その味わいをぜひ秋分の名古屋旅行でご賞味ください。


お話しを伺ったかた

名古屋市内のイメージ
名古屋市内のイメージ

公益財団法人 名古屋観光コンベンションビューロー
荒川 真澄様

名古屋市及びその周辺地域の産業経済の活性化及び文化の向上や観光の振興、並びに国際相互理解の増進に貢献するために活動している。